退職金共済と退職金制度の違い
最近、ハローワークの求人票をチェックしていて思ったのであるが、
退職金制度のない会社が圧倒的に多いのだ。
ハロワの求人には中小企業、零細企業が多いから当然なのかもしれないが、
かつて20代の時に転職したときとは状況が違うようだ。
日本の社会は確実に殺伐とした、アメリカ型の社会、
「自己責任」の一言で全てが片づけられるような社会になりつつあることを感じる。
酷い求人になると「退職金共済」のところに二重線が引かれて(つまり、退職金共済がない)その横に「退職金制度なし」と書かれている。
そもそも、退職金共済と退職金制度は何が違うのか?
いろいろ調べてみて、分かったのであるが、
@退職金
各企業が自社で積み立てる。
@退職金共済
各企業が外部に積み立てる。
退職金共済の形で外部に積み立ててあった場合、仮に勤務先の企業が潰れても、
退職金共済から退職金が支払われる。
一方、退職金は企業の内部に積み立てるもので、
多くの中小企業の場合、倒産してしまえば貰うことは出来ない。
私も過去に二回ほど、貰いそこねた。
中小企業では、潰れる前に資金繰りが悪化してくると、金利の付かない、
こうしたゼニに手を付け始めるものです。
従業員に断りなく、使い込んでしまうのです。
もっとも安倍政権になってから、我々の年金や、その他諸々を株式市場や米国債の購入(貢物)として浪費していますから、大企業でもあやしいですが。。。
(ふざけたことに公務員の年金だけは除外されていたりします)
結局、信用できるのは、未来にもらう予定の退職金ではなく、
今、現在、自分の手元にある現金のみということでしょうか?
ブラック企業の求人ばかりが増えています。
まともな働き口は日本の国には、もうないのでしょうか?

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