高学歴ワーキングプアに対策はあるのか?
私の同級生で小学生の時から優等生だった人間がいる。
仮にA君としよう。
A君は子供の時からデキが良く、高校も地元で一番の進学校に合格、野球部では主将を務めた。
その後、東京大学に現役一発合格!
しかし、そこで人生、燃え尽きてしまったらしく、学校へは入学式に一回だけ行っただけであった。
入学と同時にマージャン、競馬、パチンコに明け暮れる生活。
結局、東京大学は7年間在籍したが、卒業することなく中退した。
授業にまったく出ていないのであるから、卒業できなくて当然であろう。
A君は現在、都内のマージャン店でスタッフとして働いている。
時給がいくらかは不明である。
一方、私の二つ上の先輩でB氏という人物がいる。
子供のときから不良一直線で、詳しくは書けないが、中学生の時には、万引きやカツアゲなど、不良のやる犯罪行為には、ひと通り、全て手を染めた人物である。
中学卒業後は定時制の高校に進学したのであるが、中退してしまった。
その後は、飲み屋の厨房や工場作業員、借金の取り立てなど、いくつかの仕事を経た後、事業を立ち上げて成功した。
羽振りの良い生活をしている。
C君という人物がいる。
A君ほどではないが、子供のときには、そこそこ優等生であった。
C君は中堅クラスの私大を卒業後、仕事をいくつか変わっている。
本人、曰く、もともとはデザイナーになりたくて大学も中退したかった。
しかし、家庭の事情(彼は長男である)や、当時、借りていた奨学金の関係で中退は出来なかった。
(大学を中退すると奨学金は一括返済しなければならない)
自称、挫折した芸術家、デザイナーのC君は、数回、転職を繰り返した後、現在は工場で正社員として働いている。
そしてC君の上司でD君という人物がいる。
一緒に仕事をするようになってから明らかになったのであるが、実はC君とD君は同じ年齢であった。
つまり、学校は違うのであるが同級生といえる存在であった。
二人の間には共通の知人が何人かいるらしい。
同級生なら当然であろう。
D君もB氏ほどではないが、中学生の時に不良デビューを果たした。
万引きやケンカは彼にとっては、息を吸って吐くが如く、ごく自然な行為であった。
地元の底辺校を卒業した後は、瓦職人など、いくつかの職を渡り歩いた後、現在の工場勤務である。
先に入社したのでD君はC君の先輩、上司になったのである。
E君という人物がいる。
子供のときは、そこそこ優等生であったが、変わり者であった。
一浪してFランク大学に入学、卒業後はまともな仕事に就くことが出来ず、長らく派遣社員をやっていた。
その後、地元の下請け工場で正社員として働いている。
上記の人物はすべて実在する。
結局、学歴に意味があるのは、学校に在籍している間までのことであり、
それをマネタイズする就職活動に失敗すると転落人生が待っているような感がある。
アメリカでは大学に進学する際、借りた奨学金が払えず破産する例も多いと聞く。
高収入を目指して大学進学したはずなのに、逆に経済的に破綻してしまうとは物事の順序が逆である。
俯瞰してみると、低学歴の方が、グレーゾーンの商売にも抵抗がなく、大金をつかめるのではないか?
転職を繰り返した場合、学歴には何の価値もない。
大卒と言っても、ただ4年間、大学のキャンパスで息を吸って吐いただけではないのか?
実社会で役に立つ勉強など、ほとんどなかったような気がする。
人生で,一番大事なのはゼニ儲けの能力である。
学校の勉強も全てこれに付随するものでしかない.
しかし、実際の学校教育の現場で行われているのは、意味のないことを頭に詰め込む,奴隷化教育である。

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