パワハラによる暴力、警察に届けると会社にいることができない。
パワハラによる暴力は昨今のようなブラック企業だらけの職場環境では、それほど珍しいものではありません。
かつての旧日本軍のように日常的にあいさつ代わりにビンタを頬に食らわせる!というようなことはないかもしれませんが。。。
似たような行為が日常的に行われるという職場もあるでしょう。
それで暴力行為を振われた場合、病院の診断書があれば間違いなく有罪にできます。
暴力をふるった相手を前科持ちにすることが出来ます。
初犯の傷害罪の場合、起訴猶予、罰金30万円以下、前科一犯になるのが通常です。
それで会社に警察を呼んだ場合の、その後の対応ですが、加害者を警察送りにしたとしても、会社内での自分の立場が非常に微妙なものになります。
理由は会社の中でもめ事を起こしたという、非常に曖昧な良く分からない理由です。
日本的なムラ社会では良くある光景かもしれません。
しかしながら、そのように日常的に暴力行為が行われる職場に、これから先もとどまっても何も良いことはないでしょう。
良く考えてください。こうした暴力行為が日常的にある職場に定年退職するまで働きますか?
普通に考えれば、その会社を辞めて、加害者を警察送りにして、賠償金の30万円をむしりとり、転職する方が合理的な判断ではないでしょうか?
登録は簡単です。
場合によっては、そんなブラックな職場の会社を訴えてやって損害賠償請求をしてやるのも良いかもしれません。
パワハラによる暴力、警察へ行った結果は?
数年前、傷害事件を会社の中で起こされた。加害者は私の上司、私は被害者の立場である。
仕事のやり方が悪いと、殴る蹴るの暴行を受けた。
あの時、頭を殴られ、股間を蹴られ、全治二週間と診断された。
腫れ上がった股間を診察してもらうため、街医者に行ったら、ウチでは対応できないから地元の大学病院で診察してくれとタライ回しにされた。
病院の窓口で「人に蹴られて股間がが腫れ上がったので診察して欲しい」と言ったら第三者行為には健康保険が効かないと言われた。
それで結局、診察費用は、健康保険が効かなかったのでCTスキャン等の治療費は7万円ほどかかった。
看護師の女性の前でパンツを脱ぐのに抵抗があったような、なかったような。
あやうく「チェンジしてください」と言いそうになったような、ならなかったような。。。。
病院での診察が終わった後、警察へ行った。
事情を簡単に若い窓口の担当者に説明すると奥の部屋に通された。
詳細な説明を始めると署にいる全員?が集まってきた。
署長だとか、何とか部長も、ほぼ全員が来たらしい。
退屈な田舎の警察署である。こうした事件があると、まるで野次馬のように人が集まってきた。
ちょうど、その時、交通事故があったようであるが、そちらは放置して私のところにやってきた。
診断書があるので、当然、傷害事件に出来る。
初犯の場合、起訴猶予、罰金30万円以下、前科一犯になるとのことであった。
署長が言うには「子供の万引きと同じで、一回、きちんとした対応を取る必要がある」とのことであった。
逮捕の瞬間にテレビと新聞を呼び、派手に報道してやろうと考えた。
逮捕の場所は加害者の自宅と会社、どちらが良いだろうかと考えた。
普段、やることは緩いくせに、こういうところは私は知恵が回る。
しかし、辞めるにしても次の就職先を決めてからでないとマズイ。
私が、署長に「告訴するのは、次の職場が決まってからにして欲しい」というと、署長は訝しげに「普通の会社なら殴られた方ではなく、
殴った方が辞めなければならないのではないか」と訊いてきた。
正論である。
普通の会社であれば、殴った方が解雇されて、殴られた方は被害者として扱われる。
この時の勤務先は地元では名の知れた財閥系の企業である。関連会社も多数ある。
こうした企業であったてもブラック企業の体質があるということを警察の人は理解出来なかったようである。
一般的な企業であれば、殴られた方ではなく殴った方が退職しなければならない、クビになるのであるが、あの当時の勤務先は違った。
会社内で揉め事を起こしたら、とても残れる雰囲気ではなかった。
その後、会社に診断書を提出して、休暇を取得した。
ここでも休暇を認めないとか何とか言って来たが刑事事件のことを、それとなく臭わせたら休みが取れた。
そして知人のツテで、次の就職先を決めた。
採用を言われた、その足で当時の勤務先の事務所へ行き、辞表を出した。
傷害事件を起こした上司の上司と、その上司、(ややこしいが犯人の主任ではなく)部長と課長である。
この二人は非常に困った顔をした。
この当時の仕事の状況はと言うと、業務そのものを他社に移管している真最中で、この業務の責任者である私が抜けると計画が大幅に狂うことになる。
上司(主任)の上司(課長)に持って行った。
慰留された。業務に支障が出るからである。
課長は「もう来ないのなら懲戒免職にずるぞ」と言った。
この時、私は上着のポケットにテープレコーダーを入れて全部録音していた。
裁判になったら証拠のひとつとして提出するつもりでいた。
>>>
結論から言うと、私は課長の顔を立て、会社に残留、主任に対するケジメも取らずに、この一件を腹におさめることにした。
この課長の面子を潰す、顔に泥を塗ることは避けたかったからである。
治療費も全額、自分で支払った。誰からも1円ももらっていない。
主任にはパワーハラスメントを受け続けたが、課長には恨みはない。
逆に、この課長には何かと助けてもらった。
この判断が正しかったのか、間違っていたかは今でも分からない。
後悔とは、選ばなかった方の選択肢が良かったように思える時に生じるものではないか?
あれからも色々とあり、あの時、会社を辞めていたら、どうなっていたかと、ふと思うときがある。
その後、数年ぶりに異動で離れた当時の主任と便所の前で会った。軽く会釈すると、「元気か?」と声をかけてきた。おそらくは社交辞令であろう。
「ありがとうございます」とだけ、私は答えた。
こちらは紆余曲折の末、左遷された人間である。
この主任は性格に難があるが、仕事は出来る人である。
たぶん、私との一件で汚点がひとつ付いたが、出世コースには乗っているのである。
現在では、何故か、彼に対するわだかまりは無い。
殴られても仕方のない自分を自覚しているからであろうか?
⇒無料で利用可能な転職サイト 一覧

⇒転職するには?トップページに戻る

人気ブログランキングへ