環境に適応し過ぎた生き物は、環境(ルール)が変わると絶滅する
かつて恐竜と呼ばれた生物が地球上を跋扈していた。
現在では絶滅して存在しない。
化石が発掘されて、たまに話題になる程度である。
しかし、そもそも、何故、地球上を我が物顔でのさばっていた恐竜が絶滅してしまったかというと、気候などの環境の変化に対応出来なかったからである。
ビジネスも、また然りである。
環境、ルールの変化についていけない会社、個人は生き残ることが出来ないのだ。
例を挙げるとアメリカの鉄道会社などが、そうであろう。
飛行機の発達により、かつて、あれだけ栄えた大陸横断鉄道も全廃されてしまった。
(これには自動車を普及させたい石油資本の思惑もあったようであるが)
鉄道会社が飛行機産業に参入していれば、アメリカでは、また違った運輸業界の形になっていたかもしれない。
最近では音楽業界も、そうかもしれない。
インターネットの普及により、音楽はCDで購入するものではなく、ウェブ上からダウンロードするものになった。
現在、音楽や映像などのデジタルコンテンツの価格破壊が進んでいる。
こうした商品の価格は、限りなく「0」に近いところまで下がっている。
デジタルコンテンツは、いくらでも複製可能なのであるから、当然といえば当然であるが。。
ビジネスモデルが変わってしまったのだ。
現在、要注目なのは自動車業界である。
何とグーグルが自動車産業に参入してきているのだ。
ここでの「ルール」「スタンダード」競争に敗れてしまうとトヨタ自動車でも生き残りは難しいのではないか。
ルールの重要性が理解しにくければ、スポーツのことを想像してみると分かりやすいかもしれない。
一流のゴルフ選手は、一流の水泳選手であるとは限らない。
一流のボクシング選手が、一流の将棋打ちとは限らない。
たとえ、その道のプロであってもルールという環境が変わることによって素人のレベルにまで落ちてしまうのだ。

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